浅葉のワーフリ日誌10:アイガイオンなき戦い

現在『ワールドフリッパー』では、マルチボスピックアップというアツいイベントが行われている。このイベントではマルチバトルで戦うボスから得られる経験値や報酬アイテムの数が1.5倍になるうえ、この期間限定ボスであるレーヌ・ブルというなんかやばそうなやつにもチャレンジできるようになる。最近始めたプレイヤーは過去のマルチボスを倒しまくって先行しているプレイヤーに追いつける絶好の機会であり、先行しているプレイヤーは報酬のおいしいレーヌ・ブルも倒してくれよなというイベントである。

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レーヌ・ブルに関しては、なかなか油断のならないボスだ。マルチバトルということで、倒すだけなら難度はそこそこだが”フルオート”で、最高ランクでクリアーとか毎回死なずに生き残るとなるとちょっとだけハードルがあがる。基本おれは『ワーフリ』の97%くらいを自動操作してくれるフルオートでプレイしており、当然このレーヌ・ブルに関してもその信念を曲げずフルオートでいきたいところなのだが、このボスへの有利属性である”雷”はかなり手札が厳しい状態にある。
雷の手札が厳しい理由はいろいろあり、いわゆる強キャラクターとかJINKENとか言われるアニバーサリーレジスと、体力が減るとキャラクターが強化される背水編成で役立つ水着ベルセティアを持っていないというのがかなり大きい。そしてこれらのキャラがいないことで、「雷は適当でいいか」みたいな感じになり、いまだ装備とかパーティを大して練りこまずプレイしている。そして極めつけは、雷パーティへの力のいれようが低空飛行すぎて、現在のJINKEN武器のひとつである……

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「アイガイオンの斧がねえええんだよなあああ」という感じである。この記事のためにワーフリ部の仲間に「アイガイオンのスクショください」と伝えたら、「アイガイオン持たずにワーフリしてるんですか?」とボディブローをくらって血管が4本くらいキレた気がする。
この武器は、不定期でやってくる”アビスの獣”という敵を倒すイベントの報酬なのだが、その報酬は毎回選択制となっている。いままでに5回くらいこのイベントがきたものの、「雷あんまり力入れてないし雷武器は今度でいいかな……」と避け続けた結果、結局おれの手にはまだこの武器がない。アビスの獣のイベントが開催されるたびに報酬武器が追加され、毎回追加されたほうがとりたくなるような性能をしているからつい……。一番最初にアビスの獣がきたとき、雷のアイガイオンの斧と、風のスコルの剣どちらをとりますかと選択を迫られ、おれは「未来を見据えて風でしょ」とスコルの剣をとったのだが、これは完全に裏目って、いまだこの武器の出番は訪れず、ワーフリ部のやつらに「相変わらずの慧眼ですね。その武器使えるの1年後とかですかね」とか鬼煽りを受けている。うるさいうるさいうるさい、いつかこの武器が光を放ち魔王を倒すんだ。スコルの剣の見た目だけで、”ネギかよw”とかいってバカにするのはやめろ!おれはネギ好きだからいいんだよ。でもこのネギマジいつ使えるんだよ……。

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こうした”ないない尽くし”の状態に陥ったときに『ワールドフリッパー』の妙味というものがでてくる。周囲を埋め尽くす最適化された編成にギリギリと歯ぎしりしながら、自分の手札で組めるパーティを構築しているとき、DIYを組み立てているかのようなモノづくり感が生まれる(適当)。正直このゲームの編成を考えるのはなかなか大変なので、おれのような怠惰な人間はマルチで出会った自分でも組めそうなパーティをメモしたり、ネットをさまざまに検索して自分の手札にあったパーティを探すというのもいいだろう。そして、自分の持つ手札でなんとか通用するパーティが組めたとき、キミは『ワーフリ』が一段と好きになっているはずだ。
おれが現在使っている編成は以下のもので、これはゲーム上のマルチで出会った人が使っていた編成を少しパクっ……いや、アレンジしたものだ。マジでこの編成を見つけたときは助かった。これでおれもレーヌ・ブルと戦えると嬉し涙を流しそうになった。
この編成の非常に優れた点は、恒常キャラクターだけで構成されていることだ。恒常キャラクターばかりでもね、ゲームはできるんですよ!初心者が編成を調べたときに、限定キャラが入ってたらどう思うだろう。「無理じゃん……」ってなって辞めてしまうかもしれない。なんでもかんでも限定キャラに頼る編成はやめろ!運営は一秒でも早くアニバーサリーレジスと水着ベルセティアとクリスマスビアンカを復刻せよ。

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この編成はフルオートでもわりといい仕事をしている感を醸し出しつつも、たまにクリア後評価でSSがとれなかったりするやつだが、評価がSになったときは「おれ以外の誰かがやらかしたか」みたいな強い心で眺めていこう。恒常ばかりで組めるとはいえ、レアリティ☆5のキャラクターが5人いて、これは恒常ばかりとはいえなかなか引きの要求されるパーティだな…と今気づいたけれど、ままま……一応レーヌ・ブルはエンドコンテンツなので。

 

『ワールドフリッパー』から逃げるな。