浅葉のワーフリ日誌18:戦陣の宴よ、さらば

11月27日に始まったワーフリのランキングイベント「戦陣の宴」が、今日ようやく終わった。このランキングイベントの報酬として用意された「500位以内のプレイヤーのみが得られる報酬」を目当てに、食事中もおうち時間中も場合によっては仕事中までもちまちまちまちま20日走り続けてきた。おれは最終集計で230位くらいにいたので、このままいけば無事称号をとれるだろう。この称号がおれたちワーフリ団の中でマウントする際の武器になることはわかっていたが……、こんなにつらく苦しく長くしんどいイベントになるとは思わなかった。2周年アニバーサリーの記憶のほどんとがこのイベントに塗られてしまい、ガチャで何が出たとか、ストーリーが良かったとかそういった記憶はセピア色になった。これがデトックスってやつなのかい?

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▲4600体くらい同じ敵をたおしてたおしてたおしてたおしてたおしてたおしてたおしてたおしてたおした。おれの倍以上倒している人とかいて世界の広さも知った。

およそ20日間、24時間いつでも倒せるボスの討伐数の合計を競うこのイベントには、日にちの凝縮されたグランブルーファンタジーの古戦場とはまた違った辛さがある。長い間、常に誰かに追われているような感覚でプレイしなければならない。毎日12時、18時、24時に行われる集計タイムで、自分の順位が300位くらいだと安心するし、400位くらいだと焦る。500位以下に転落したまま最終日を迎えたら……ワーフリ団の輩たちに一生涯マウントされる毎日が待っている。

高知県の仁淀ブルーと呼ばれる美しい清流を見に行ったときにふとワーフリをつけたら、470位くらいでおれの顔面がブルーになりかけたという恐ろしい出来事もあった。東京でうまい焼肉を食っているのを団員が集うLINEに報告したら、「肉食ってる場合か、走れ」という暖かい言葉ももらった。途中でスタミナ剤が尽き、後半はガチャ石を砕いてスタミナに変えて走り続けた。ランクが156くらいだったのに、気づいたら175になっていた。おれはゆるふわワーフリ勢だったはずなのに……。てかおれの倍以上撃破数稼いでいる人とかもいらっしゃって、ワーフリ界の広さも知った。

そんな血と汗と涙にまみれた狂ったイベントとも今日でお別れだ。

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高知県仁淀川近辺で見られる仁淀ブルーに訪れたとき、おれは470位とかで顔面ブルーだった。

戦陣の宴はユーザーウケがイマイチだったタイムアタックイベントの変わりとして導入されたイベントである。タイムアタックは好タイムを出すためにキャラと武器の「持ち物検査」が激しいコンテンツだったので、その反省を経て、「時間をかけて討伐数を稼ぐランキングイベント」という形にしたのだろうが、20日以上という期間はベガもびっくりのサイコパワーっぷりである。ランキングに食い込むためのスタミナ剤の消費量も半端じゃない量で、後半になって課金石を割っているときはかなり心に来た。
おれとかワーフリ団のメンバーたちはドケチなので、キリッとした顔で「二度と人のためにスタミナ剤を使うことはない」と宣言したりしている。そんなわけで次回からは、もうちょいマイルドになってほしい、というかスタミナ消費、もしくはイベントごと無くなってくれて私は一向に構わんというのが正直な感想である。


このイベントのご意見は、このほかにも1億6000兆76821無量大数くらいあるのだが、それを言うためにはやはりランナーとして感想しなければならないと思って走ってきた。でも完走した充実感で、そういうのはだいぶどうでもよくなってしまい、「称号が取れそう」なことに今めちゃくちゃ安堵している。

明日から、クリスマスガチャが始まる。
またおれはガチャに一喜一憂できるだろうか。
おれはこのイベントで”変わって”しまったんだ。

ワールドフリッパー』から逃げるな。