浅葉のワーフリ日誌13:獣を追う者

ブログを更新していない間なにが起きていたかというと、おれたちの『ワーフリ』でお馴染みの謎限定ガチャが現れた。謎限定ガチャとは、ソシャゲの季節っぽいイベント、クリスマスとかハロウィンとか、夏の水着とかとは無関係に、「限定キャラです」と唐突に放り込まれるガチャのことである。どうして限定なのかとかいう疑問はワーフリには通用しない。それが限定といったら限定なんだよ!

今回の目玉は限定シェイロン。こいつは星見の町というおれたちの仲間の中でも一番やばいやつで、なんかすぐ「殺す」とかいいはじめる。『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎のごとく強さを追い求めていて、基本的には制御不能なのだが、なぜか主人公のアルク君と出会い「人は殺さない」という契約をかわしてそれをグツグツしながらも守っている。とがった人物や出来事を描く場合に、ゆるふわな設定を盛り込んで、キャラに愛着を持たせるのが『ワールドフリッパー』の良さであり、これは『グラップラー刃牙』にも通じるところがある。シェイロンがアルク君の料理を条件に「人を殺さない」と契約する、範馬勇次郎が息子の刃牙のためにエア味噌汁を作る。いいんだよなあ、こういうのが。

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△ワーフリの世界で一番やばいと評判のシェイロンさん。画像は恒常シェイロンのイベントのもの。

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△最強を求めて生きているところがグラップラー刃牙ファンに刺さる。画像は恒常シェイロンのイベントのもの。

そんなわけで、限定シェイロンを求めてガチャガチャした結果40連くらいで運良く出て、うおお……おれ「持ってる」なあと思っていたところ、もう一人の限定キャラである「獣」が気になり始めた。

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△左が限定シェイロン、右が今回の限定キャラクターである「ヘルガ」さん。

 

聞くところによるとおれたちの『ワーフリ』は、ケモナーと呼ばれる、獣キャラ好きの方々からも支持を集めているらしく、ときどき獣人っぽいキャラが実装される。(筆者は全然この方面に疎いので、ワーフリの獣がケモナーの方々が認める存在なのかはわからないし、そもそもケモナーの定義も曖昧にしか理解していない気がしてきた。間違っていたらごめんなさい)

そしておれの趣味嗜好はkawaiiヒューマンキャラなので、獣は守備範囲外であり、実装されてもふーんくらいの感覚なのだが、限定となると立ち止まって考える必要がある。ここでも一億八千万回くらい言っていることだが、ワーフリのキャラ性能はいつも実装直後にはわからない。後々拡張される成長要素が実装時点ではわからないこと、そして弱すぎる場合は大変ありがたいことにあとから”強化”されたりするからだ。結果、おれの周りの魑魅魍魎たちが、限定キャラが強いことが判明した瞬間「あれ?お持ちじゃなかったんですか??強いこと知らんかったかー」みたいなことを言い始め、鬼のガチャマウントが始まる。許せん。

今回の獣であるヘルガさんは、今のところ「使えるポイントはあるけれど、JINKENキャラクターではない」という評価のようだ。後々強化される可能性はあるので、手に入れていないと後出し鬼ガチャマウントのリスクはある。しかし、このリスクの前に明らかな事実がある「おれたちワーフリ団にケモナーはいない」ということだ。みんな今回のガチャに対して、「性能も飛び抜けている間ではないし、ケモナーじゃないから無理して追いかけないかな」みたいなことをスカした顔してほざいている。ここで「周りのみんなが引かないなら、そんなに無理しなくてもいいかな」という道を選ぶのもひとつの手だろう。しかし、冷静かつ狡猾なおれは別の考えに至った。「みんなが持っていないということは、引いておけば後からJINKEN化した場合に、鬼マウントがとれる」と確信したのだ。

なのでガチャガチャして引いた。何回引いたかは覚えていないが結構”イカ”れた。

次のハロウィンガチャは”実弾”(追い課金)でいく。

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おれはケモナーではないけれど、ヘルガさんのストーリーを読むと、いいキャラだなあとしみじみ思った。引いたから言っているというそれまでなのだが、ワーフリのキャラは見た目の好みを抜きにすると、99%くらいのキャラがしっかりと魅力的なエピソードを持っている(1%くらい諸事情でストーリーがないやつとか、よくわからんやつがいる)。

そんな魅力的な設定や物語を持つキャラクターたちに、さまざまな姿が与えられている。おれのようなkawaiiキャラ好きも、どこかにいるイケメンお兄さん好きも、渋いおっさん好きも、ケモナーも、ロボット好きも、ギザ歯萌えの人も満足できるよう、さまざまなキャラクターがいるのだ。民明書房によると、過去の偉人は”『ワールドフリッパー』は性癖のテーマパークである”という名言を残したという。
マジいいゲームなので、未プレイの方も是非。

もうすぐ、周年記念のアニバーサリーがはじまるので、そろそろインストールだけでもしておいて様子見するのはどうでしょうか。

『ワールドフリッパー』から逃げるな。