浅葉のワーフリ日誌02:君は、宇宙一ガチャが面白いゲームを知っているか

『ワーフリ』のガチャは宇宙一面白い。

いきなりガチャの話からするのもどうかと思うが、我々ワーフリ部の会話の7割くらいはガチャ更新の話なのでどうしようもない。
 

宇宙に存在するすべてのソシャゲを遊んだわけではないが、『ワーフリ』よりもガチャが面白いゲームがあれば知りたいし、あればおれはそのゲームを遊ぶだろう。

本作のガチャのスペックは、最高レア排出確率5%。天井は有償300連相当で可能で、ガチャ更新を跨いでも引き継ぎ可能となっている。無料ガチャで天井できないのかよと思ったそこのあなた、『ワールドフリッパー』は大人のゲームなので、道ばたに落ちている石を集めたところで金品と交換できません。

しかし、ちょっとでも課金する者にとっては、”ガチャ更新を跨いでも更新可能”という仕様がなかなかGOODであり、おはガチャを引き続ければ1年くらいで天井できる仕組みになっている。

f:id:asabayume:20210818105947j:plain

 『ワーフリ』のガチャを宇宙最高にエキサイティングなものにしているのは、ソシャゲ史上類を見ない演出にある。『ワーフリ』のガチャには、他のソシャゲでもおなじみのレア演出が用意されている。レアが出そうなタイミングで、ガチャを引く際に特殊な演出が入るのだ。レア演出が発生すると、どこからともなく現れた銀の玉が下方へと落下していく。そして、この銀の玉が、その道中に置かれた金色や虹色の玉に触れると銀の玉が”昇格”し、自らも金色の玉や虹色の玉へと変化する。虹色の玉になったらしめたもの、ゲーム内の最高レアである”星5”のキャラクターが手に入るといった具合だ。金の玉であれば星4、つまり最高レアからは一段階落ちるものの、そこそこ強いキャラクターが手に入る。

 

この演出のドラマティックなところは”はずれ”もあるということだ。銀の玉が、金の玉にも虹色の玉にも触れずに下まで落下したときは、本作の最低レアである星3のキャラクターが手に入る。

 

詳しくは、以下の”ワーフリ部”メンバーである、コンタロウさんのエモすぎるツイートを見てもらいたい。(『涼宮ハルヒ』コラボ中は『ハレ晴レユカイ』がガチャ画面でも、クエスト出撃画面でも流れまくるのだ。この曲の歌詞、あまりにもガチャとのシナジーがすごい。)

 

 「100連がとりあえず無に消えた」とかエクスデスのようなことを言っているコンさんの動画を見れば、ガチャで演出が来たからといって油断はできないことがわかるだろう。(この動画はコンさんの爆死ヘイト編集によるものなので、こんなにすり抜け続けることは稀によくあるくらいだ。)
ガチャ演出なしに最高レアを得ることはできないため、プレイヤーはまず、ガチャ演出が来ることを祈る、そして演出が来たら、銀色の玉が昇格することを祈る。


この二重の祈りが『ワーフリ』のガチャを世界一面白いものにしている。ちなみに本作のレア演出はあまりにもプレイヤーの射幸心を煽りすぎたのか、ゲームのアップデートで”レアに昇格しない場合以外はガチャ演出をカットする”というバファリンのように優しい仕様が追加されてしまった。このアップデートに喜んでいたプレイヤーも一定数いたようで、実に罪深いガチャなのだが、おれと、おれの仲間たちは、この演出こそが『ワーフリ』の醍醐味だと考えており、昇格なしの場合もガチャ演出ありままプレイを続行している。銀の玉がなにも昇格せずに落ちるときのがっかり感と、虹色に昇格したときの天にも昇りそうな心地。どちらがくるかわからないスリルがたまらない。

f:id:asabayume:20210818110707j:plain

△痺れるような『ワーフリ』体験をしたいなら、ガチャ演出カットはオフ。なお、キレやすい人にはおすすめできない。

 我こそはと思う方は、この演出をオフにせず遊んでもらいたいが、キレやすい方はおとなしくオフにしてください。

 

いきなりガチャの話から始めたが、本作はガチャがめちゃくちゃ楽しいゲームでありながら、以外とガチャゲーではない。めちゃくちゃに悪口を言ったあとに、実はあいついいやつなんだよとか言ってる危ないやつみたいだがレア排出確率もほどほどだし、運営が配るガチャ石やチケットでかなりガチャガチャできる。
そして、キャラクターの新陳代謝もゆるやかで、次々に上位互換のキャラが追加されるということもない。サービス開始から1年半以上経過しているが、初期に実装されたキャラクターの出番はまだまだあるし、ストーリーをクリアーするのはもちろん、エンドコンテンツのバトルでもとりあえず生き残ることはできる。とりあえず生き残ることができればクエストの報酬をもらうことができるので”○○がいないので引退します”みたいな流れにはなりにくい。

しかし、そんな優しいゲームであっても”限定キャラ”はおれたちを狂わせる。
次回、”限定キャラとの戦い”編に続く。

 

『ワールドフリッパー』から逃げるな。

 

WORLD FLIPPER Original soundtrack

WORLD FLIPPER Original soundtrack

  • 株式会社シテイル
Amazon